a personal computer
「隼人。」
「何か?」
「これどういう風に使うの?」
私は目の前にあるパソゴン?から紐が出ている
マウス?のカチカチと音がする場所を何度も触る。
「姫。」
「なぁに?」
「手をパソコンから外して下さい」
「隼人パソゴンじゃないの?」
「いやパソコンだから。」
「そうなの?」
「そう。ああ、あとそのままの姿勢で。」
私は首を傾げると隼人が口付けしてきた。
「なっ!!」
「あんたは隙ありすぎだな。ほら動くと壊れますよ」
悔しくてどこかに行きたいのに
パソコンの所為で隼人に後ろから抱しめられたまま動けない
「意地悪だわ」
「何が?」
「あなたが。」
息を抜いて隼人が笑った。
「しらなかったんですか。」
「しらなかったわ。ずっと紳士だと思ってた」
「それは失礼。」
ただふわりと私の言葉を躱す隼人
ポンと頭に触れた後マウスを触って奇妙に揺らしてる。
「ねぇ隼人」
「なんですか?」
「何をやっているの?」
「動かないみたいなんですがあんた一体何したんだ?」
私を見ないで彼は言った。
「そう言えばね隼人。さっき画面がいきなり消えたの。」
「それで?」
「その後画面に『予期しないエラーです』って書いてあったんだけど
私その沢山の文字が書いてるボタン?を触りたかったから
触り続けてたんだけどそれがまずかったのかしら・・。」
「いや大丈夫だ。俺がこいつ始末しとく間あんたは何かしてていーから。」
あたしを腕から離してからパソコンと向かい合う彼の顔は真剣だった。
「ここにいるわ。」
私も彼の隣の椅子に座る。
「俺はいいから街でお好みの紳士でも探して来いよ」
「いいの私が悪いんだし。それに」
「それに?」
「私その人が紳士だから好きになるってわけじゃないのよ?
あなただから好きになったの」
彼は目を見開いて綾乃を最愛なる姫君を見る。
「隼人?」
純粋な笑顔を隼人に向ける。
「予期しないエラーですって奴だな」
彼は顔を赤くしながら呟いた。
あとがき。
この2人好きですvv
けど隼人の口調が難しい。
本人がんばって敬語喋ってるつもりなんだけど
元が悪いんで結果口が悪いっていうのがイメージ。(どんな
けど気付いたら「俺はいいですから遊んで来てください」とかタイプしてるし笑
隼人流に言うなら「俺はいいから街でお好みの紳士でも探して来いよ」こんな感じ。
気付けばどんどん雑になってくっていうのが目標。笑
今回は綾野に狙い撃ちされてましたね隼人のハートは笑