I love Christmas with you♥
今日は十二月二十四日。
いつもは仏壇なんかに手を合わせてる日本人も
今日だけはキリスト教徒の仲間入り。
街は赤く、緑色で、ゴールドに包まれて。
俗にいう「クリスマスカラー」なんてのが溢れている。
街には親子連れとか、恋人が溢れちゃったりして。
―ていうのは去年の話。
今年のクリスマス・イヴは残念ながら大雨。
どんなにイルミネーションを光らせても接触不良で光らない。
ひどいどころじゃあ床上浸水なんてところもあるみたいだ。
幸い、あたしの住むところは高台で浸水の心配は全くない。
ああ、なんて最悪なクリスマス。
だけどあたしはこういうクリスマスが大好き。
にぎわうのもいいけれど、十年に一回でも
百年に一回でも、こういう常軌を外れたのがいい。
そう言うと、隣で寝こけていたミノルが目を開けた。
「お前、変態じゃん」
「なんでよ」
「普通は、『外にいけなくていや』とかさあ
ちょっとはかわいいそぶりでも見せてくれりゃあな」
「うっさいわね。じゃあさっさと帰りな」
ミノルにそう言葉を投げてからもう一度外をみる。
隣の家のガレージで、電飾が頼りなげにチカチカしている。
隣の家のシノミヤさんの家は少しだけ電飾をつけている。
ガレージにやっているから雨にも濡れず、チカチカと。
部屋から見ると、窓ガラスについた雨粒でぶれて
豆電球のチカチカが何倍にも見える。
突然耳元でミノルの声がした。
「おお、綺麗じゃん」
驚いた反動でミノルが持っていたケーキがひっくり返って
あたしの真上から落ちてきた。
いつの間に持ってきたんだか。
クリームまみれ。
甘い匂いが漂う。
「あ、ごめん、マオ、悪気はない」
「悪気があっちゃ困るのよ!」
ミノルを突き飛ばす。
怒ったミノルがあたしに飛びついてきた。
なんだかんだとやっているうちに
結局二人ともクリームだらけになってしまった。
顔を見合わせて大笑いする。
ミノルがあたしの鼻についたクリームを舐めとった。
「ん、甘い」
「バカ」
「ま、こんなんだったら雨降ってもいいけどなぁ」
「ほらみなさいよ」
今度はあたしがミノルの頬についたクリームを舐める。
二人で甘い、クリームの味のするキスをした。
ほら、メリークリスマス♥
***
…生クリームプレイ?(マテ
ハートマークは遊びでつけてみました。
フリーなのでよかったらもらってください。
05.12/20
やっちゃいましたよついにやっちゃいましたよ(ドキドキ
マスヤ様の素敵☆☆HPブロック。からフリーで頂いてきちゃいました!!
こんな素敵小説様がフリーだなんてほんと涙が・・・・泣
サンタ様ありがとう☆☆
マオちゃんとミノルくんみたいな喧嘩カップル大好きです
ご飯3杯いけちゃいます
ごちそう様でしたっっ
本当にありがとうございましたvv
マスヤ様素敵HPはこちらから